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◎埋蔵金雑学

 知っていると役に立つ………こともある!?
 埋蔵金に関わるあの話、この話。

◇◇◇実際に発掘された日本最大の埋蔵金◇◇◇

 日本国内で正式に記録に残る埋蔵金発見例の中で最大といわれるのは、1963年8月24日、東京都中央区新川1丁目で発見された小判1,900枚、二朱金78,389枚だろう。

 日清製油の本社ビル増築工事中に、工事を請け負っていた大成建設作業員、山崎紀久男さんが、地中1.5メートルから出てきた煉瓦敷きの下から、天保二朱金22,464枚がびっしりつまった直径13センチ、高さ25センチのガラス瓶3本を発見したのが始まりだった。

 そして、さらに9月3日、大成建設の下請けである樋口組作業員、下川原勇二さんがさらに5本のガラス瓶を発見。今度は二朱金だけでなく天保小判1,900枚も入っていた。二朱金は55,925枚で、合計で二朱金は78,389枚に。

 当時、天保小判が一枚9,000円、二朱金が550円で合計6,000万円ちょっとの計算だ。今日では建て売りの一軒の値段でしかないが、当時と今では貨幣価値の桁が違うので、現在の価値に直すと6億円位といわれる。

 ちなみにこの埋蔵金、持ち主というか、埋蔵主が判明したことが記録に残っている。それによれば当地では江戸時代中期から終戦の年まで酒問屋「鹿島屋」が存在し、代々の当主によって蓄財された財宝だったことが証明されたのだ。そして所有権者として鹿島屋十代目、鹿島登善さん(当時58歳)に、この財宝が引き渡され、発見者には報労金が現物支給されたという。

◇◇◇我が国の産金の歴史◇◇◇

 良く言われるのでご存知かと思うが、地球上でこれまで掘り出された金を全部集めても50メートルプール二杯分にしかならないのだそうだ。(金の科学コーナー参照)

 で、我が国が自前の金を持つようになったのは、正式には749年(天平勝宝元年)陸奥国遠田郡涌谷村で砂金が発見されたのが始まりとされている。もちろん古墳時代から金を使った装飾品は発見されているが、あくまで「続日本紀」に記された我が国初の産金の記録で、金そのものを利用するために採掘した始まりということだろう。

 そして、さらにその砂金の元をたどることで鉱山からの産金が始まっている。また、同時に鉱山技術も大陸から渡来し、「灰吹法」、「アマルガム法」と精練技術の発達とともに産金量も加速度的に増加したことが記録されている。

 ちなみに「灰吹法」とは、室町時代から我が国でも行われてた冶金法のひとつで、金銀を含む鉛鉱石を溶かし、動物の骨灰を塗り込めた坩堝に入れさらに炉内で熱すると鉛だけが骨灰に溶け込み、金銀のみ残るという特性を利用したもので、骨灰を使った坩堝を作る手間を除けば比較的手軽に金銀を取り出せることで飛躍的に産金量は高まった。

 また、「アマルガム法」というのは、水銀が簡単に金銀と結びつくことを利用したもので、細かく砕いた鉱石に水銀を混ぜると、鉱石中の金銀が水銀に反応して合金となり溶け出し、この金銀を含む水銀を取り出し熱すれば水銀が蒸発し、あとには金銀のみが残るというさらに簡単な精練方法だった。

 ただ、現在では水銀蒸気が人体に及ぼす危険性が判明し、国内ではすでにこのアマルガム法は行われていない。(アマゾンなどで大きな問題となっている)

◇◇◇我が国初の金貨◇◇◇

 自前の金を持つようになると、次は金貨の製造だ。中国や朝鮮から輸入していた貨幣を国内で製造しようというのだ。その金貨第一号と呼ばれる「開基勝宝」は寛政6年(1794年)奈良の西大寺西塔跡から発見された。天平宝字4年(760年)に銅銭、銀銭とともに鋳造されたとされたのだが、ながく裏付けとなる傍証が得られなかった。

 というのも発見されたのはわずか1枚でしかなかったからで、実際に通用されていたかが論議の的となっていた。ただそれも昭和12年(1937年)さらに31枚が一度に発見されたことで、はれて国産金貨第一号と認知されることとなった。

◇◇◇我が国の産金量は八畳の部屋一杯分?◇◇◇

  華美を競った貴族文化の時代になって金の使用量はうなぎ上りとなっていったが、その裏では産金競争が激化していったわけで、まさに幻の「黄金国ジパング」の始まりだった。それでは、我が国現在までに産出した黄金の量はどのくらいなのだろう。実際に統計として記録が残っている明治以降が1200トン(通産省の統計などによる)、公式な記録の無い明治以前は各種の記録からの推測となるが、江戸時代でだいだい100トン、それ以前が200トンの合計1500トン。これがまあ妥当な線と計算されている。

 全世界の比率でいうとわずか1.8%程度。どこが「黄金の国」なのか! ま、それはともかくこちらも分かりやすく換算すると、八畳敷きの部屋1杯分という計算になるのだ。プール2杯より意外だが、これが現実だ。

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